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2016年5月 アーカイブ

2016年5月22日 14時11分01秒 (Sun)

•歯根嚢胞の摘出手術と歯根端切除術を行ったのですが治りません.

相談者: Hさん(再発)
Q: 質問させていただきます。1か月ほど前に上前歯の歯根嚢胞の摘出手術と歯根端切除術を行ったのですが、術後の経過がよくありません。 歯茎から膿が出ている状態で痛みがあります。 歯茎の裏側から押すと痛みが強いです。手術を行った病院に伝えると、もう一回手術をするそうですが、もう抜歯したほうがいいと言われます。
 1回目の手術をする前から抜歯を強く勧められているのですが、もう他に方法はないのでしょうか? 再手術をしても完治することは難しいのでしょうか? できれば抜きたくありません。どうして手術したのに治らなかったのでしょうか? この手術自体が失敗だったのでしょうか?

A: 歯根端切除術の 経過不良の原因は、まだ歯根のどこかに細菌感染源が残っているからです。歯根端切除術は ①嚢胞摘出 ②歯根端切除 ③逆根管充填 がセットですが、経過不良や再発の原因として逆根管充填がされてない場合が多いです。
 レントゲンでチェックできます。再手術しても根尖切除をさらに追加するだけでは原因除去にならず治らないです。切断面の根管に逆根管充填をする再歯根端切除術を行うことで治る可能性は十分あります。あきらめて抜歯しないで下さい。 

<もう1回手術をするそうですが>→原因を解明しないまま1回目と同じ手術をしたのでは成功しないと思います。
<どうして手術したのに治らなかったのでしょうか?>→レントゲンを見てないので推測ですが、逆根管充填してなかったり、逆根管の封鎖不良が治らない原因のほとんどです。
<もうほかに方法はないのでしょうか?>→逆根管充填してないのが原因なら、良い材料を使ってちゃんと逆根管充填する再歯根端切除術をすれば治る可能性は十分あります。
<この手術自体が失敗だったのでしょうか?>→残念ながら結果からはそうです。このパターンのご相談は非常に多く、「予後の良い歯根端切除術」の再治療を行うことで90%以上で治癒しています。再発した場合の治療症例31」の実例を見て下さい。

プロフィール

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笠崎安則:略歴
愛媛県松山市出身.1976年東京歯科大学卒業.慶応大学病院歯科口腔外科(13年間). 立川病院歯科口腔外科部長(27年間). 慶応大学医学部歯科・口腔外科(非常勤講師). 現在: 国立スマイル歯科,斎藤歯科にて歯根端切除術と再植術に特化した専門治療をしています.
笠崎真悟:略歴
東京都国立市出身.2010年東京歯科大学卒業.慶応大学病院,国立栃木医療センター,日野市立病院,都立多摩北部医療センター歯科口腔外科. 現在:2021.10/1から国立スマイル歯科、歯根端切除術とインプラント、親知らずの専門病院を開設しました.

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